ZEN特集比較
1)ZENを特集した似たような書籍が集まってきた。どれもこれも似たり寄ったりなのだが、それぞれに特徴はある。あくまで、個人的で、かつ暫定的な評価を加えるために比採点してみた。
2)それぞれの書籍が結局はこれは外せない、と考えている部分と、特にこの部分は、と特徴を持たせている部分とがある。時代的な背景もある。
3)「おとなのOFF」は初期的にかなり惹き付けられた本であったが、満遍なく目配せしていることがわかる。「ライフカルチャー」シリーズは40年前の本であるが、今読んでも魅惑的である。「うちのお寺は曹洞宗」は、かなり偏った編集ではあるが、奥は深い。「スペクテイター」「美術手帳」は、今日的ではあるが、満遍なく得点というわけにはいかない。「ブルータス」もちょっと若者向きかな、と思ったが高得点を得た。「ディスカバージャパン」は、名前が横文字だが、外人の目をよそった日本人向けの本だ。
4)これらの特集レベルでうろうろしているのでは、いつまで経っても深まらないが、もう卒業したなぁ、と思う部分も多くあるが、あれ、この辺が抜けていたか、と再認識もさせられる。
5)個人的には、懐石料理や食生活に関する部分、あるいは鈴木大拙、そして禅語あたりが大きく抜けているなぁ、と感じた。
6)鈴木大拙においては、最近復刊ブームもあるので、うまく再刊本を新刊で読み直してみたい。
7)禅と食事をつなげて考えたことはなかったが、まぁ、これはこれで面白い。自分で料理するようになればもっと面白いだろう。
8)禅語に関しては「スターウォーズ 禅の教え」が意表をつかれた感じだが、この枡野俊明という人がクローズアップされてきた。作庭家であって僧侶でもあり、著書も多い。この人を少しおっかけてみようかな、と思った。
9)映画「ZEN」は背筋が伸びる。最近ますます道元が魅惑的になってきた。
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「04)Mindfulness in the Modern World vol.5」カテゴリの記事
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