「WRED(ワイヤード)VOL.30」 特集「Identity デジタル時代のダイヴァーシティ 〈わたし〉の未来」 <2>
「WIRED (ワイアード) VOL.30」 / 特集「Identity デジタル時代のダイヴァーシティ 〈わたし〉の未来」 <2>
コンデナスト・ジャパン (著), WIRED編集部 (編集) 2017/12 出版社: コンデナスト・ジャパン雑誌
★★★★★
1)私の定期講読の予約はちょうど切れたところだった。継続講読の案内と振込用紙も入っていたので、さてどうするか考えていたところではあった。年末の多忙さにかまけて、まだ今号の本文も読んでいない。そのタイミングで、ほぼ同時に休刊のお知らせが来た。あれま。
2)実に惜しい気がした。定期講読したい唯一の雑誌であったし、自らのステータスを表現するのに、一番もってこいの雑誌だったからだ。それが、先手を打って休刊と来た。意表を突かれたようでもあったし、どこか予想していたようでもあった。
3)この雑誌、これでいいのかな、という気はしていた。雑誌の方向性。アメリカの影響力ある内容、そして日本語版編集長の率直なコメント。私はどっちも嫌いじゃなかった。その絶妙なバランスを楽しんでいた。ところがどうやら、その両者のバランスに急激な亀裂が入ったようだ。
4)編集者としてのポリシー、こだわり、葛藤。それに対する、経営陣としての、外資系的、即断的な経営方針の急変、決断。ある意味、英断であり、ある意味、拙速に過ぎる。どちらがどうとも言いにくい。これが雑誌という存在の運命でもある。
5)この他に、定期講読してみたい雑誌に「スペクテイター」があるが、発行間隔がありすぎて、間延び過ぎる。定期と言い難く、待ち遠しすぎる。編集内容も、世代的にちょっと無理がある。
6)これまで変遷を繰り返して来たワイアード誌の歴史である。今後もどう展開し続けていくのか、楽しみではあるが、とにかくこのままフェードアウトはこまる。何とか再建の道はないのか。
7)続報を待つこととする。
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