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2018/01/01

「コンタクト」 監督: ロバート・ゼメキス<3>

<2>からつづく

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「コンタクト」 <3>
監督: ロバート・ゼメキス 出演: ジョディ・フォスター, マシュー・マコノヒー, ジョン・ハート, ジェイムズ・ウッズ, デイビット・モース 発売日 2011/09 DVD 150分 1997年アメリカ作品

1)お正月向けのオチャラケ番組はちっとも見る気にならないので、深夜などに放映される特別番組や映画などを録画しておいて、暇なときに見ることになる。訪問客がいなくなれば、のんびりすごす時、録画ビデオは大いに息抜きになる。

2)「コンタクト」はすでに見た映画だが、だからこそ録画してもう一度見ようと思った。いわゆるSFやファンタジーなどはたくさんあるが、私の胸深く感動させてくれるものはそう多くはない。ほとんどが、見ながらあくびがでてくるものが多い。その中にあって、この作品は、なぜか、他の作品とは一線を画していると思えてきた。

3)1997年の映画である。今から20年前。まだパーソナル・コンピュータも一般的ではなく、ネットワークの揺籃期であった。また20世紀の世紀末、という時代の足音が聞こえている頃でもあった。

4)ストーリーはSFだから、もちろん荒唐無稽だが、余計なチャンバラやバトルシーンがない。そこにエンターテイメントの基礎をおいていない。主人公の微妙な心理的な葛藤を基礎としている。日本の北海道などがでてくるが、また、そこが親近感を持たせるのであろうか。

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5)飾りつけに日本趣味的なところもあるし、あの「2001年宇宙の旅」のアーサー・C・クラーク的なストーリー展開もある。そんなところが、私を呼ぶのであろう。

6)おそらくこの映画で解決する科学的課題など、なにもないだろうが、チャンバラやキャラクターの創作への方向に傾くSF作品のような滅茶苦茶な展開にならないところがうれしい。

7)なんのエビデンスもなく、証言台にたつ主人公に、どこか話題の科学者オボカタさんが二重写しになる。

8)この延長線上にある映画なら、もっと見てみたいと思う。

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