「ブロックチェーン技術の未解決問題」松尾真一郎 他

「ブロックチェーン技術の未解決問題」
松尾真一郎 他 (著) 日経BP社 2018/01 単行本: 216ページ
No.4151★★★☆☆
1)最近見知った動きに、ブロックチェーンを語ったマルチ商法がある。それだけブロックチェーンは一般人にも知られる存在になったわけだが、まだまだ目新しい話題なので、関心を集めつつ、実は、よく分かられていない分野なのである。
2)もうすこし言えば、ブロックチェーンよりも、仮想通貨と言ったほうが一般受けする。仮想通貨を語って、実はマルチ商法を展開しているわけで、しかも投機的なセールストークが展開される。その箔付けのためにブロックチェーンやら、(株式)上場の話で、1万円がすぐにも100万円にもなるような誤解を招かせる。
3)ああ、まずいだろう。そういう語り商法、私ゃ大嫌いだな。嘘つき! そう罵りたくなる。ことほど左様に、ブロックチェーンはまだまだ問題ありの技術でありながら、新登場した新価値として、詐欺的行動にさえ利用されている。くわばらくわばら。
4)ブロックチェーンそのものが大きな価値を生み、利益を出しているという報道も多数されているので、その恩恵を大いに受けている人々もいるに違いないのだが、そうなると、それは仮想通貨というより、仮想資産といったほうがよく、通貨としての利便性や、管理者を存在させないという可能性が直接功を奏している、という報道はそれほど多くない。
5)インターネットの次に来るものとして、ブロックチェーン技術を高く評価する人々も多くいるが、ケヴィン・ケリーのように、かならずしも突出してこのことだけを評価していない人も多いので、当ブログとしては、以前模様眺めである。
6)新しい技術がその完成度を高めていくにはそれなりの時間とプロセスが必要なので、このような本を、理解できるかどうかはともかくとして、それとなく目を通しておいて、その「未解決問題」がまだまだ存在しているのだ、ということも、キチンと視野に入れておきたい。
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