「把不住述懐」<24>祈りの場所をつくる
把不住述懐<24>祈りの場所をつくる
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「コンフォルト」 2018年2月号 特集:祈りの場所をつくる<3>
出版社: 建築資料研究社 2018/01 雑誌 梱包サイズ: 30 x 23.5 x 1 cm 隔月刊版
★★★★★
<4>につづく
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1)「祈りの場所をつくる」という場合、まずは「祈り」、「場所」、「つくる」の三つのパートに分割できる。
2)まず「祈り」。祈る、祈願する、願をかける、など、さまざまな云い方があるが、そもそも祈りというものは、単にエネルギーの動きであって、何かを頼んだりするものではない、というのがOSHO流だ。
3)つまり、当ブログとしては祈りは「瞑想」と言い換えておくことにする。瞑想は、本来、到達地点なのであって、そこから何かを期待すべきものではない。瞑想が目的地点なのだ。
4)次、「場所」とは何か。ゲーリー・スナイダー張りに「バイオ・リージョン」とするなら、地域の中にある自分の立ち位置、あるいは瞑想にとって、どのようなロケーションが最適なのか、ということが問題になる。
5)そもそも、Very Body the Buddha , Very Place the Paradise, 誰もがブッダであり、どこでも浄土である、というテーゼに従うなら、祈り=瞑想の場所を選ぶなんてことは、そもそも間違っている、ということになる。
6)さはさなれど、清潔で、清浄で、静かで、ゆったりリラックスできるスペースなり空間が適している、ということにはなるだろう。
7)さて、「つくる」。つくる、ということは、どういうことなのだろう。積極的に、自らが行動をとる。瞑想そのものをではなく、空間やスペースをつくる、ということ。
8)つくる、ということを作務と捉えることができるなら、つくること自体は瞑想である、とすることができる。
9)つまり、まずは瞑想があるべきであり、瞑想のプロセスのなかで、創造性が湧いてきて、次第に空間なりスペースが湧き出て来る、ということであるはずなのである。
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