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2018/03/24

「狂人ノート」<4>OSHO

<3>よりつづく

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「狂人ノート」 <4>
Osho マ・アナンド・ナルタン訳 和尚エンタープライズジャパン 1991/5
 

1)久しぶりに歯医者に行った。単に詰め物が外れたので、そこを治療してもうらうだけだったのだが、なぜか歯科椅子というのは、特別な味わいがある。緊張するのか、リラックスするためにある椅子に反発するのか、とにかく、いつもとは違う。

2)念仏を唱えるような気分になる。心になかに女性器すら思い浮かべる。なんとも妙な気分だ。

3)老化の順序は、歯、目、魔羅、という。歯はもともと丈夫ではない。単に歯磨きが行き届いていないだけなのだが、どうもその習慣がついていない。ゆえに、私はすでに何本もの義歯のお世話になっている。

4)目もすでに40代前半から、衰えが見えている。今では老眼鏡なくしては本は読めない。もともと近視ではなく、むしろ遠視傾向が強かったので、それで老眼になりやすいのか、とも思う。だけど、ある時以来、それほど症状は悪化していない。まぁ、世の中が、すこしボケて見えるのも、良い時もある。

5)三番目については、比較しようがないし、何か他のもので代替えできるようなものではない。老化しているのかどうか、そこんとこは、よくわからない。

6)歯科椅子上のOSHO。この歯科椅子シリーズは、四作シリーズになっている。第三作目が「私が愛した本」で、第四作目が「ゴールデン・チャイルドフッド」だ。第一作と第二作は、この「狂人ノート」が担っている。

7)この本を手にするのは久しぶりだ。少なくとも当ブログ2.0になってから初めてだ。小さな本だ。だが、ある意味、OSHOの本質を表現している。

8)いつだったかダダイスト・糸井寛二ことダダカンに、この本を一冊プレゼントした(テーブルの上の山高帽の下にチラッと見える)。

9)最近、すでに読了してしまっている、と勝手に思っている本を再読することが多い。いやいやどうして、以前とはまったく意味合いが違ってこちらに響いてくる。

10)その本の本質を読み解けていなかった、というべきではないだろう。初読の時も、再読の時も、それはそれで、読んでいたのだ。そして久しぶりに再再読となれば、それはそれ、また違った味わいとなる。それは全部、その本の本質なのだ。

11)そういう意味では、この「狂人ノート」はまた格別だ。実に、心温まる一冊である。

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