「WRED(ワイヤード)VOL.30」 特集「Identity デジタル時代のダイヴァーシティ 〈わたし〉の未来」 <5>
「WIRED (ワイアード) VOL.30」 / 特集「Identity デジタル時代のダイヴァーシティ 〈わたし〉の未来」 <5>
コンデナスト・ジャパン (著), WIRED編集部 (編集) 2017/12 出版社: コンデナスト・ジャパン雑誌
★★★★★
1)虚心坦懐にまず読み始めて見るのだが、とにかく読みづらい。文字が小さすぎるのだ視力そのものは決して悪くないのだが、老眼鏡は必要だ。部屋を明るくし、良い姿勢をとっても、とにかく読みにくい。
2)なぜにこれだけ文字が小さいのだろう。雑誌全体としてイラストやビジュアルが多すぎるからではないか。図画が多いことは歓迎だが、本当にひとつひとつ必要なのか? もし、文章を本当に読ませようとするなら、図画を減らして、文章の文字を大きくすべきだ。
3)そもそも図画が中心で、文章はあまり読ませる気がないのなら、それらしく長々とした文章はやめたほうがいい。それぞれのキャプション程度に抑えておくべきではないか。
4)記事体と広告のラインもかなり低い。雑誌を発行し続けるには、広告料を柱にしなければならないことはわかるが、そのことによって雑誌全体がゆがめられてはならない。
5)アイディンティティはともかくとして、ダイヴァーシティ、という言葉使いはまだ一般的ではないし、交換不可能な単語とも思えない。先駆的な、流行の前取りという意味では、WIREDとしてはこの言葉を使いたかったのかもしれないが、ちょっと気取りすぎというか、的を外している。
6)売れ行き不振で休刊になっていく雑誌であるならば、なるほどそういう欠陥があれこれあるのは当然なのだ。そして、それを惜しませる、もうひとつの魅力があるかどうか。
7)結局、還暦越えのじさまが自分の雑誌として読むには、ちょっとミスマッチなのだな、とあらためて痛感。十牛図で言えば、尋牛から再び始めなければならないような、ちょっとしたシンドサを感じる。初心忘れるべからず、ではあるが。
8)再読リストに挙がっていた一冊ではあったが、まぁ、今回をもって終止符を打とう。他に魅力的な雑誌がないわけではない。
9)ちょうど30号でキリがいいので、そのうち、この雑誌全体を再読して、全体のイメージをメモしておおくことにする。
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