「戦国武将を育てた禅僧たち」小和田哲男<3>
「戦国武将を育てた禅僧たち」<3>
小和田哲男 2007/10 新潮社 全集・双書 221p
★★★★☆
1)この本はなかなかに面白い。だいぶ前に仕込んだシステムが10年を経過して、ようやく動き出した、と言うべきか。
2)この本を読みこなすには、まだまだ準備が足りない。面白ところだけ抜き出しては置いたが、全体を読むには、この本をさらに包括する戦国時代を挟む大きな歴史観が必要となる。
3)禅と儒教とのからみなど、実に興味深い。各武将たちの活躍の影には、必ずと言っていいほど、そのコンサルタントがいたのだ。サムライとZENの絡みは、現代のビジネスマパーソンとマインドフルネスの絡みなど、比較して考えてみるのも面白いかもな。
4)伊達藩の初代から三代目までの菩提は瑞巌寺にある。その後、四代以降は大年寺にある。だが、その黄檗宗であった大年寺は、幕末から明治期の廃仏毀釈のなかで、伊達家が神道に帰依したので、大年寺は衰退した。
5)現代には現代を活動する現代人がおり、それを育てる現代のZENがまた必要なのであった。
5)伊達藩はその長い歴史のなかで、多くの古代遺跡などを復活させたが、伊達藩そのものを復活させるには、また別の、新たなエネルギーが必要となるのであった。
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